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夏樹祥が若手天才作家と呼ばれていたのはもう昔の話で、
今では書くことも出来ず、貯金は底をつき、借金生活を送っていた。
そんなある日ゲーム会社凌桜堂の社長である月島が訪れる。

目的は給料を出す代わりに凌桜堂が開発した

“脳さえ正常に動けば”
誰でも青春をもう一度送ることが出来るバーチャルゲーム

『ブレイン学園』の試作品にサンプルとして

参加して欲しいと言うものだった。
金に目がくらんだ夏樹は高校生活をやり直したい大人達4人共に

ブレイン学園への入学を果たす。


『ブレイン学園』では5人の他に、
NPCでありながら人工知能を有する

NAPIC(ナピック)と呼ばれる生徒たちが、

クラスメイトとして普通の学園生活を送っていた。
5人がより現実に近い学園生活を送る為、

NAPICは自分自身が人工知能であり5人の卒業と同時に

消えてしまうということを知らない。

存在しない未来を信じているNAPICの生徒達に
“今しかない青春”
を謳歌させるため、 過去に引きずられた5人の大人達は

様々な方法で生徒達に働きかける。

「きっと僕達にも、今しかないんだと思う」

過ぎ去ったはずの今に向き合った時、

過去に縛られた未来がゆっくりと動き出す。

あらすじ

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